今週は円高ドル安が続いております。
今年も早いもので半年が経過しました。現時点で平成22年12月31日が期限となっている租税特別措置法の主だったものを確認しておきたいと思います。
ふと今年の4/27読売新聞朝刊1面で、堺屋太一さんの下記の小説が載っていたことを思い出しました。(以下抜粋)
『……それに重慶の工場は1万5000元もくれるんだよ。手取りで。
平太は得意げに言った。「なんだ1万5000元。たった15万円じゃないか。」
一瞬、和夫はそう思った。「団塊の世代」はいまだに20世紀の感覚が抜けない。1ドルが100円、1元が10円だった頃のことだ。
「けど、今は違う。円安が進んで1ドルは240円、1元は70円近い。1万5000元は約100万円だ。」
10年前には1ドルが90円、1元は13円だった。いや、3年前でさえ、1ドルは150円、1元は30円だった。円が暴落し出したのは2年前の2018年秋、世に言う「平成30年の大破局」からだ。
30年も前から日本の財政は赤字構造、特に2010年頃からはそれがすさまじくなり、財政赤字の半分以上が国債発行、つまり借金で賄うのが常態化してしまった。それを一段と悪くしたのが2017年の総選挙の結果だ。……』
西暦2020年の近未来小説ですが、あまりにもリアルな気がします。今、円をドルに替えておくとどういうことになりますか?