今年になって、新聞、雑誌、書籍等とマスコミその他で、「日本破綻」という言葉を耳にします。週刊朝日では「201×」年と言い切っています。
世界の歴史上、一国の借金がその国のGDPの2倍を上回った国で破綻しなかった国はないそうです。
今の日本の場合、これまでの借金上昇率からすると4年後に借金がGDPの2倍を上回るとのこと。(ちなみにギリシャは1.1倍で破綻しています。)
現在、国の借金残高は882兆円(2009年12月末)、なんと金利だけでも1秒間に35万円相当を支払っている計算になります。
破綻した場合のシナリオは既にIMFが2001年に発表しています(ネバタレポート)。小泉内閣の採った政策が今頃になって評価され始めてきました。
破綻は、国債が売れ残った瞬間に起こります。これを「未達」と言うそうです。政府としても、この未達を防ぐため、日銀に引取をさせるでしょう(現在は禁止させていますが)。日銀は財源がないので、紙幣を印刷します。そうなると需給バランスが崩れるのでインフレとなります。それも、ハイパーインフレに。