今年の日本M&Aセンター主催の国際会議はスペインで行われました。成田よりフランクフルト経由でバルセロナ入り。およそ15時間の移動でした。
スペインは、ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置する立憲君主制の国。日本の1.3倍の国土に約4500万人の人口です。EU加盟国の一つでユーロを導入しています。GDPは約1兆6千億ドルで、日本の3分の1程度の経済規模です。
欧州経済もリーマンショック後、かなり厳しく、財政悪化に苦しむ「PIIGS」( ホ ゚ ル ト カ ゙ ル・ イ タ リ ア・ ア イ ル ラ ン ト ゙・ キ ゙ リ シ ャ・ ス ヘ ゚ イ ン)が、英語の豚(Pigs)を連想させ、話題になっています。スペインの悩みは、20%近い失業率。現地ガイドから「20人に1人は必ずスリや置き引きの犠牲者になる」と脅かされましたが、ラテン系の陽気さか、町には暗さは感じられません。また、失業保険が最長2年間保証されているのにはビックリしました。
さすがに観光スポットは多く、バルセロナでは天才ガウディのサグラダ・ファミリアに代表される個性的な建築物。マドリッドへは時速300キロの高速鉄道ABEで移動(約2時間半)。プラド美術館では3大画家、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの名作を中心に中世から18世紀にかけての絵画が揃っていました。(ロシアのエルミタージュ美術館並みのスケールで、まともに鑑賞したら1週間はかかるでしょうか)
また、トレドの町並みは古都そのもので、大聖堂の豪華さは、クリスチャンでなくても感激します。