今までは垂直統合型で、ほぼ同じバリューチェーンを持った企業同士の競争でした。NEC対富士通、日本航空対全日空などがあげられます。しかし、最近は、そこに新規参入業者が登場しています。
(1)選ぶタイプの競争業者
一番重要だと思われる部分だけ自社で持ち、他はアウトソーシングをして低コスト体制とする企業。エア・ドゥ、デルなど。
(2)省くタイプの競争業者
インターネットの普及により費用のかかる部分(営業マンなど)を持たない企業。オリックス生命、松井証券など。
(3)束ねるタイプの競争業者
バリューチェーンの中で寡占を作り、他社も彼らの製品を買わなければならない仕組みを築いて高い利益を享受する企業。インテル、マイクロソフトなど。
(4)加えるタイプの競争業者
別々のチャネルで購入しなければならなかったもののワンストップショッピングを可能にした企業。アスクル、アマゾンなど。