先月、株式会社武蔵野の小山昇社長の講演を聴きました。ご存知の方も多いと思いますが、小山社長の株式会社武蔵野は、2000年に経営品質賞(中小企業部門)受賞、2005年IT経営百選最優秀賞受賞、2010年ハイ・サービス日本300選受賞。
本業は、ダスキンの代理店ですが、その一方では全国で120回以上のセミナーを開催し、主なテーマは「儲かる仕組みを作りなさい」「小山昇の実践経営塾」「小山昇の幹部実践塾」など明日からの仕事に役立つ実務中心に、全国の経営者で作る「経営研究会」を主催しています。
今回の講演は、新しい書籍の出版記念の無料講演だったのですが、さすがに小山社長、公演開始のアナウンスで「本日の講演の後半では、『仕事ができる人の心得』(書籍)を使用します」と説明があり、会場にいた400名程のほとんどが即席販売コーナーでその書籍を買い求めました。(もちろん私も)
私は小山社長の講演を10年前にも聴きました。1948年生まれでちょうど私と一回り違いに親近感を持ち、今回もそのパワフルな毒舌が心地よいのです。
その中で、心に残った内容をいくつか紹介します。
- 真似をするのが恥ずかしいのではなく、真似できないことが恥ずかしい。真似は、最高の創造。
- 社長の方針は明確に。経営計画書にその内容を折り込み全社員に発表する。
- 同じことを言い続ける。同じことをやり続ける。同じことを粘り続ける。
- 「人」を叱らずに「事」を叱る。
- 社長の仕事は「決定」、社員の仕事は「実行」
例えその決定が間違っていても、それを実行するのが良い会社。決定について異議を唱えて実行しない幹部が会社をダメにする。どっちが正しいかを決めるのは「お客様」という訳です。
眠くなる隙のない講演でした。