先月のアイズニュースに書かせて頂いたように今、太陽光発電が旬です。前回は、会社で行う売電事業について説明をしました。
実は、個人宅で行う場合の朗報があります。特に東京都内にお住まいの方に大きなメリットがあるのです。
個人が行う場合には、まず10kw未満ですから太陽光発電で得た電気をまず家庭で使って、その残り(余剰)を東京電力に売るという仕組みです。
この場合、昼間の電気代はかかりませんが、夜間は発電をしないため、電気代を支払います。
我が家で試算したところ、年間の売電金額は、16万円〜17万円(来年の3月までに東京電力と契約すれば、10年間この金額が保証されます)。そこに日中の電気代がいらなくなるので、プラス4万円。つまり、年間20万円程度お金が浮きます。
施工費は、足場、パネル、インバータ、モニター表示器、屋根補修工事等も含め240万円程度です。
東京都内の物件については、東京都から補助金が支払われます。1kw当たり10万円。これに国の補助金が1kw当たり、3.5万円が加算され、トータル1kw当たり13万5千円が支払われます。
我が家の場合、約5kwの発電量ですので、67万円程の補助金を受けることができます。これを施工費から差し引きますと、180万円弱でおさまります。利回りで考えると11%強。9年で元が取れます。
さらに、面倒な助成金の申請は、業者が代行してくれて、費用も施工費の中に含まれています。
という訳で、我が家は先月末に契約を交わし、今月のお盆明けには、太陽光発電に変わります。
震災時のリスク、環境への配慮、資産運用と地球にも、社会にもやさしい対策が打てたように思えます。
もちろん、電気代の値上げも関係なく、将来、性能が良く安価な蓄電池が普及したら、それを使って夜の電気も補うことができるようになります。