7月26日、厚生労働省の中央最低賃金審議会小委員会は、2016年度の最低賃金の目安を全国平均で822円と決めました。
今回の答申は、6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」に掲げられた、最低賃金の年率3%上昇による雇用者全体の賃金底上げ、を勘案してなされました。時給24円の引き上げは、2015年の18円を上回る過去最大の引き上げ幅。5年連続で2桁の引き上げとなりました。
地域別の上げ幅は、都道府県を経済の状況が良い順にA〜Dの4つのランクに分け、Aは25円、Bは24円、Cは22円、Dは21円が目安となっており、改定後は、最低賃金が700円以下の県がなくなる見通しとなっています。
正式には、各都道府県審議会での決定を待ってのこととなりますが、10月以降、改定後の最低賃金が適用されますので、事前に準備を進めてゆきたいところです。
パート、アルバイト労働者の時給単価を設定する際はもちろんですが、月額給与設定の際にも、時給に換算した際の時給単価が最低賃金を下回らない事を確認することが必要です。
○最低時給(単位:円)
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現 行 |
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答申額 |
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現 行 |
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答申額 |
東 京 |
907 |
→ |
932 |
神奈川 |
905 |
→ |
930 |
埼 玉 |
820 |
→ |
844 |
千 葉 |
817 |
→ |
842 |