当事務所では、1年前より「ありがとうBOX」という箱を事務所内に設置しています。そして、そのBOXの隣には「ありがとうカード」というメモの紙が備えてあります。
このBOXは、桐の箱でできており、「ありがとうカード」が入れられるくらいの隙間が開いています。選挙時の投票箱のような感じです。
やり方は至って簡単。そこに入れる「ありがとうカード」には、まず、「○○さんへ」と相手の名前を書きます。次に、感謝の気持ちの内容を具体的に書きます。最後に、自分の名前を書きます。その月に自分が他の社員から受けたことに対して感謝の意を表すものです。内容は、特に制限はありません。
そして毎月末の月例会議で、BOXを開票します。
会議室に全員集まり、総務担当が一枚一枚を読み上げます。例えばこんな感じです。
「□□さんから○○さんへ。A社の質問について一緒に調べものを手伝ってくれてありがとう。」や「△△さんから××さんへ。残業した帰りにらーめん屋さんでご馳走してくれてありがとう。」などなど。
この読み上げに合わせて別の者がエクセルで作ったマトリックスにポイントを入力していきます。このマトリックスはプロジェクターで映し出され、全員で見ることができます。
先月末は、全部で195枚のありがとうカードがBOXに入っていました。集計が終わると、いちばんありがとうを言われた人と、いちばんありがとうを言った人が一目で分かるようになっています。
そして、その月にいちばんありがとうを言われた人に対して事務所から1000円の商品券を渡し、皆で拍手をします。
たったそれだけのことですが、とても心が和みます。また、社員同士で助け合って、面倒をみ合っているのが分かります。一度お試しあれ。