11月16日、参議院本会議で改正年金機能強化法が可決されました。平成29年8月1日より、年金受給資格を得るための保険料納付期間が、25年から10年に短縮されます。
納付期間+免除期間+学生納付特例期間
+若年者納付猶予期間 ≧ 10年
※上記期間の他に、任意加入しなかった期間、被保険者から除かれていた期間も合算対象となります。
期間短縮によって新たに約40万人が老齢基礎年金の受給権を得ることが見込まれています。これまで、納付期間が足りないと受給をあきらめていた方は、ご自分の納付実績を今一度確認してみてください。
年金事務所に請求書提出後、9月分の年金から支給対象となります。
ところで、厚生労働省の発表によると、平成28年4月分〜8月分の国民年金保険料納付率は58.1%。平成26年の70.6%、平成27年の66.8%と比べて低下傾向にあります。受給要件の緩和は、現役世代にとっても恩恵となります。納付状況の改善も期待されるところです。