☆所得税の基礎控除の見直し等☆
令和7年度税制改正により、所得税の「基礎控除」や「給与所得控除」に関する見直し、「特定親族特別控除」の創設が行われました。 このため、令和7年12月に行う年末調整など、令和7年12月以後の源泉徴収事務に変更が生じます(令和7年11月までの源泉徴収事務には変更は生じません。)。
☆改正の概要☆
i) 基礎控除の見直し

(注1) 改正後の所得税法第86条の規定による基礎控除額58万円に、改正後の租税特別措置法第41条の16の2の規定による加算額を加算した額となります。
(注2) 58万円にそれぞれ37万円、30万円、10万円、5万円を加算した金額となります。なお、この加算は、国内居住者についてのみに適用があります。
(注3) 特定支出控除や所得金額調整控除の適用がある場合には、表の金額とは異なります。
(注4) 合計所得金額2,350万円超の場合の基礎控除額に改正はありません。
ii) 給与所得控除の見直し

(注) 給与の収入金額190万円超の場合の給与所得控除額に改正はありません。
iii)特定親族特別控除の創設
特定親族特別控除とは、特定の親族を扶養する世帯が受けられる所得控除です。具体的には19歳から22歳の特定扶養親族がいる場合、親の税負担を軽減するために設けられています。特定扶養親族の年収が123万円を超えても150万円以下であれば、控除額は63万円となります。また年収150万円を超えると控除が徐々に減少しますが、188万円以下あれば控除を受けることが出来ます。詳しくは当事務所の各担当者へお尋ね下さい。
☆ コラム(飯島のつぶやき) ☆
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決断
決断するとき、自分で「こうします!」と意見をいう時、緊張したり、人の顔色をみたりしてしまう人が多いと思う。
私もそうです。
しかし、自分で決めないでいつも「誰か」に決定を委ねて、それが失敗になると「あ、それは私が決めたことではないので」と逃げてしまう人は、逆に自分で決めてないのでなんか、楽なんです。
だけど、頑張れなくなります。
踏ん張りが効かなくなります。
だって、責任がないから、努力も薄くなる。
自分で決めて責任をとるから、ものすごくプロフェッショナルになるのです。
自分の決断に圧倒的な自信を持てるような努力ができるのです。
だから決めるってすごい能力なのですよね。
経営者に一番必要なスキルですよね。
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後悔
後悔することの多くは「やればよかった」ではなく、「続ければよかった」だということ。
「やってみないとわからない」よりも、「続けてみないとわからない」が、人生は大きく変わります。
仕事も生活も何もかもちょっとやってみただけでは分からない。
続けて深掘りして、トラブルも乗り越えて、ようやく「分かる」し「成長」できるのでは。
これから、5年後、10年後、どのような人生を歩みたいですか?
今から、ピアノを習ってそれでも5年続けたら、ちょっと弾けるようになりますよね。
ピアノが弾ける人生は、まったく何も継続して身につけてない人生とは大きく差があるはずです。
どうして、私たちは飽きてしまうのだろう?
どうして最初しか頑張れないのだろう?
あと少し続けたら向こう側に行けるのに、どうして、その手前で辞めちゃったのだろう。
「あの時あれを続けていたら」これはもうほぼ全員の後悔でしょう?
<今月の一言>
『運はいつだって、準備ができたところにやってくるもの』(車浮世著「蔦屋重三郎の教え」より)
準備8割、本番2割って言いますよね。勉強も仕事も予習復習が大事。特に復習はね。神様はいつも見ています。