令和4年の税制改正で住宅ローン等特別控除の大幅な改正がありました。昨年と比較し表示しましたのでご確認ください。
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2022年(R4年) |
2021年(R3年) |
所得要件 |
2千万円以下 |
3千万円以下 |
控除率 |
R4年入居0.7% |
R3年入居1.0% |
控除対象借入限度額と一般住宅の年間控除限度額 |
新 築 |
一般住宅3千万円
控除限度額21万円 |
一般住宅4千万円
控除限度額40万円 |
省エネ基準適合住宅
4千万円 |
省エネ基準適合住宅
4千万円 |
ZEH水準省エネ住宅
4千5百万円 |
ZEH水準省エネ住宅
4千万円 |
認定長期優良住宅
認定低炭素住宅
5千万円 |
認定長期優良住宅
認定低炭素住宅
5千万円 |
中 古 |
一般住宅2千万円
控除限度額14万円 |
一般住宅・一般住宅以外共に2千万円
控除限度額20万円 |
一般住宅以外
3千万円
控除限度額21万円 |
床面積 |
50u以上
合計所得金額
1千万円以下40u |
50u以上
合計所得金額
1千万円以下40u |
住宅の名称でいくつか聞きなれない言葉が出てきてきましたので、ご説明致します。ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。省エネ基準適合住宅は、ZEHの太陽光などの電気を自分で作り出す部分はないものの省エネ性の優れた住宅のこととなります。認定長期優良住宅は、長持ちする構造や設備、長く住めるような維持保全ができ、バリアフリー性、省エネ性、耐震性を満たした住宅です。また認定低炭素住宅とは、二酸化炭素の排出を一定以下にできる省エネ性の優れた住宅です。どちらも都道府県又は市・区に申請、認定を受けることが必要となります。なお、住宅借入金等特別税額控除額から所得税額を控除した残額があるものについて、翌年度分の個人住民税から差し引ける金額が、その年分の所得税の課税総所得金額等の額の5%の額(最高9.75万円)に引き下げとなりました。