■シン・エヴァンゲリオン
今年公開された「シン・エヴァンゲリオン」を先日観に行った。
もちろん、エヴァンゲリオンは私の世代ではない。かなり経ってから、前三部作のエヴァンゲリオン新劇場版である「序」「破」「Q」をDVDで観た。
実はこの三部作に携わった特技監督として手腕を振るったのが、私の小学校、中学校の同級生である増尾昭一である。特に中学では3年間同じクラス。卒業のタイミングで彼を含む4人で仙台に旅行に行ったこともある。
そんな彼は、この三部作の最後の「Q」を制作した5年後の2017年7月に病気でこの世を去った。
年2回開かれる同窓会には毎回来てくれて、その場でメモ帳に描いたイラストをよくもらったもんだ。
中学時代から漫画が好きで、休み時間には宇宙戦艦ヤマトの絵をよく描いていた。
今回の「シン・エヴァンゲリオン」制作にはもちろん彼は携わっていない。
映画のエンディングロールを見ていると最後の方に「名誉特技監督 増尾昭一」という文字が目に入ってきた。思わず胸が熱くなった。彼の技術はこの映画の中に生きている、後輩たちの腕の中で生きているんだと思った。
こんな粋な計らいをする総監督の庵野秀明氏に感謝。
■今すごく幸せ
「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた」と語ったのは
4/4の水泳日本選手権の女子100mバタフライ決勝で見事優勝した池江璃花子選手。その後の言葉がこうだ。「辛くても、しんどくても努力は必ず報われるんだな、と思った」と涙ながらに言っていた。
努力と簡単に言うが、並大抵のことではなかったはず。一度、落ちた筋肉や鈍った感覚を取り戻すには相当な練習と精神力が必要であったはず。
天はちゃんと見ていてくれるんだとホッとした。