■梅雨が明けて
やっと梅雨が明けました。それにしても今年の梅雨は長かったですね。
ある電話調査で「自分という存在に満足しているか?」という問いに対して、それを晴れた日に聞くと「満足している」と答えた人は雨の日よりも20%多かったそうなんです。
つまりよく晴れた日には人をより褒めたくなったり、とにかく前向きに物事を考える傾向があるそうです。
でも新潟県などは、雪深く晴れの日が少ないそうです。だとしたら、新潟の皆さんはネガティブ?そんなことはないと思います。滅多に晴れない冬を過ごしながら、晴れ間が唯一続く一瞬の夏をほんとうに楽しみにしてありがたみを感じて、それだけで幸せになれるのかもしれません。
滅多にない晴れの日だからこそ、東京にいる人よりも、沖縄にいる人よりも喜べてそして感謝して幸せになれる。
そう考えたら、今日めいっぱいハッピーなのは、昨日の雨があったからこそ。 毎日、晴れていたら「冬なのにあったかすぎる温暖化だ」と文句いうくらいになっていたかもしれません。
■元には戻らない
今年のコロナで、消費者、生活者は、新しい生活スタイルを余儀なくされています。そして、それが今の生活に馴染んできました。
馴染んできたと言うよりは、「馴染まざるを得ない」から始まり、それが定着したと言った方がいいでしょうか。
人間って良くも悪くも慣れます。だから、また、「以前のように戻れば」とか「以前のように宴会が増えれば」とか以前の姿に戻ることを期待しても戻りません。
「戻らない」を前提に事業の仕組みを考えなければなりません。
前のように戻ったらいいなあって考えるのは、「インターネットが無かった時代に戻ったらいいなあ」と思うのと一緒です。