2008年にスタートしたふるさと納税、制度開始から7年が経ち多くの自治体でふるさと納税をすることができるようになり、最近テレビや雑誌などで多く取り上げられています。
ふるさと納税は自分が住んでいる地域以外の場所にも、自分の支払う税金の一部を納税することができる制度です。制度開始当初制度の利用者は数万人程度でしたが、東日本大震災を機に利用者は10倍以上となり、平成25年の寄付金税額控除適用者は全国で約10万6000人、寄付額は約130億円にもなりました。
ふるさと納税のメリットは、主に所得税・住民税から寄付金控除を受けることと、ふるさと納税をした自治体から特産物などの商品がもらえることです。寄付金控除の限度内で上手に納税すれば、実質2,000円で全国各地の肉や魚、米、果物などの特産物を受け取ることができます。
ただし、その方の所得により控除できる金額が変わってきますのでご注意ください。ご興味ある方は総務省のホームページで税額控除のシュミレーションができますし、又は担当者にご連絡いただいても、シュミレーションをさせて頂きます。寄付金控除を行うには必ず確定申告を行わなければなりません。ふるさと納税を行った各自治体からは寄付の証明が届きますので、確定申告まで必ず大切に保管をしてください。また、特産物を受け取るためには、各自治体で最低納税額が設定してあることが多いので、寄付を行う際は確認が必要です。今年はお試しに、どこか1つでもふるさと納税をされてみてはいかがでしょうか?
〈全額控除される寄付額の目安(2000円を除く)〉
給与所得者の場合
年収 |
扶養義務者なし |
扶養義務者1人 |
300万円 |
16,000円 |
12,000円 |
500万円 |
34,000円 |
30,000円 |
800万円 |
71,000円 |
66,000円 |
〈特産物の一例〉
佐賀県東松浦郡玄海町 5,000円以上の寄付必要
玄海町産黒毛和牛、生うに その他16点から1点
鳥取県米子市 10,000円以上の寄付が必要
ハムソーセージ7つの盛り合わせ等から1点